お久しぶりです。しめじです。
去年は、職場で色々ございまして、家に帰って来てからの最優先事項は「とにかく早く寝る」みたいな生活を送っていたので、夏ごろからろくすっぽブログを触っていませんでしたが、今年は、もうちょっとまともに書こうと思います(と書いておきながら次書くのが3月とかだったらどうしよう)
今後も、国語のこと、教育のこと、言葉や本のことなんかを、つらつらと書いていくので、たまに覗いてみてくださいませ。
明けましておめでとうございます、とは書いたものの、要は一般入試シーズンが始まる、ということですね。私も、明日は3年生の生徒さんと約束があるので、のんびりできるのは今日までです。
自分が受験生の時は、何してたかな、と考えたんですが、思い出しました。
寝込んでいました。
1月1日の初詣の帰りに、急に膝が痛くなって、神社の石段を降りることができず。やっとの思いで下(下界?)まで辿り着いた時には、痛みが全身に広がっていました。
体の全体が、痛い。服に当たっている皮膚が痛いし、何かを持った掌が痛い。靴を履いた足が痛いし、布団に臥せると、布団に押し付けられた背中が痛い。
何もできないまま、一週間近く寝込んでしまいました。
ちなみに、原因はよくわからず。ストレスだったんじゃないか、なんて親には言われましたが。そうだったのかなあ、自覚はないけれど、という感じです。
そんな時期です。共通テスト直前になってきましたので、ちょっとだけ、気をつけたほうがいいこと(もちろん、皆さんもう知っていると思いますが)を、念を押すように書いておこうと思います。
目次
1 第一志望を下げることを考える必要はない.
2 共通テスト利用頼りは注意が必要.
3 本番想定演習は大事だけど、肝は復習.
第1志望を下げることを考える必要はない。
第1志望を下げたい、という趣旨のことを言ってくる人もいますが、下げ る必要はないように思います。
もちろん、やりたいことをもっとやれそうなところを見つけて、そこがたまたま難度が低くなるところだった、なら別にいいんです。それは「下げる」んじゃなくて「変える」、なので。
でも、現状の第一志望に通りそうにないから、という理由で「下げる」必要はありません。
下げなくても何も起きないからです。
もちろん、落ちても受験料は返ってきません。あと、悔しい。本気で挑めば挑むほど、もしも落ちたら悔しい。
でも、言い方は悪いですがそれだけです。何かが失われるわけではない。
であるなら、納得いくまで受ければいいし、納得いくまで粘ればいいだけの話です。
むしろ、第一希望を目指して勉強を続ける中で、選択肢が増えていくメリットのほうが大きいと思いますね。
共通テスト利用頼りは注意が必要。
特に「滑り止め」とかは、共通テスト利用で済ませてしまいたいひとも多いと思います。
そもそも受けに行くとそれで一日飛びますから、時間が惜しい。
それと、去年から引き続きこういうご時世ですから、できるだけ人が集まる受験会場に行きたくない。
また、去年の共通テストは前評判ほど難度が高くなかったため、平均点が世間の予想より大きく上がりました。それが強気の出願にもつながったようです。
結果として、去年は共通テスト出願者数は前年より減ったにも関わらず、私立大学への共通テスト利用出願数は増えてしまいました。
今年の共通テストが、どのような方向に転がるかは現段階ではなんともいえません。蓋を開けないとわからない、というのは受験に関わる全ての人に共通しています。
だから、過去のデータと照らし合わせてA判定などと出ている大学があったとしても、今年は状況が変わることもあるかもしれませんね。あまり頼りすぎるのは危険な場合もあるんじゃないかと思います。
本番想定演習は大事だけど、肝は復習.
共通テストが近づいてきて、受験生の皆さんは、本番を想定した演習を繰り返しているところだと思います.
もちろんそれはとても大切な作業です.
最大のメリットは、「その時間で解き切る練習ができる」ということです.色々と、世間は思考力だー判断力だーとは言いますが、現行の共通テストは処理力勝負です.どの科目においてもそうですが、とりわけ国語はその傾向が顕著です.
ただ、演習だけで終わるのは勿体無い、とも思います.
あえてきつい言い方を選ぶなら、「大体何点取れそうか知って、それで何になるの?」ということです.
もちろん、それでいい点数取れたら、安心感を得られて、もしかしたら極力平常心を保って本番に望めるかもしれません.だから、メリットが皆無だとは言いませんが、志望校のチャレンジに必要な点数を安定して確保できる人は少数派だと思いますし、本番がどんな問題になるのか、見当もつきません.
演習を解き切った後は、ヘトヘトだと思いますが、残念ながらそこからが本番です.ちゃんと、復習してください.
間違えた問題は、二度と間違えないように.
正解したけど苦戦した問題は、もっとスムーズに解けるように.
余裕綽綽で正解した問題は、多少の類題なら同様のスピードで解けるように.
勘で答えて当たった問題は、間違えた問題と同列で扱いましょう.本番でも同じように神様がどうにかしてくれるとは限らないので.
素晴らしいことに、まだまだ、吸収する余地があります.まだまだ、詰められますます.まだまだ、伸ばせます.10日前にして、まだ、伸び代の塊です.
90%くらい取れる、東大京大目指す組は、もう二次のことを考えて行動しているかもしれませんが、その1%で勝負が分かれるなんてよくある話です.私の小学校からの付き合いの友人は2点足りませんでした.
最後まで、吸収し続けましょう.
それくらいの意気込みがちょうどいいと思います.