古典文法の基礎基本0(零) 文法を学ぶ順序

こんばんは。しめじです。

さっそく、古典文法について学習していきましょう。

もう習ったよー、という方も、復習のつもりでよかったら読んでいってくださいね。

まずは、「古文が読める」ようになるために、何を、どの順序で理解し、おぼえていけばいいのか、について書きます。

目次

  1. 「古文が読める」とは?
  2. 文法について、おぼえる順序
  3. 用語の解説(今の日本語で進めます)
  4. なぜこの順番なのか。

「古文が読める」とは?

では、最初に、具体的に「古文が読める」とは、どういう状態を指すのか、についてです。古文に限らず、英語などの外国語でも一緒ですが、「読める」というのは「語彙の理解」と「文法の理解」がともに成立している状態と言い換えることができます。
(もちろん、「真の理解」ともいうべき「読める」はもっともっと先の話ですが、ここでは、あくまで授業を理解し、試験で点が取れる、というラインを目指しましょう)

語彙があるとは、つまり、多くの単語の意味を知っていること。文法を理解しているとは、それらの順序(日本語はあまり順序は関係ないですが)や付属する語がどのような意味を付け足すのか、という知識があること。

語彙は、これはもうよく出てくる単語をこつこつ覚えて増やしていくしかありません。受験で大事だと言われる単語は、古文にしょっちゅう出てくる単語か、意味を誤解していると文章の意味が理解できなくなる単語です。

さて、では文法は、どんな順序で学習すればいいのでしょうか。

文法について、おぼえる順序

先に結論だけ書きます。なぜなのかは後で書きます。

1 動詞、形容詞、形容動詞の活用(用言の活用)
2 助動詞の活用と意味
3 助動詞の接続と意味

用語の解説(今の日本語で進めます)

・動詞・・・「書く」「走る」などの、対象の動作、行為を表す語。
・形容詞・・・「大きい」「美しい」「優しい」などの、ものごとの様子や状態を表す語。
・形容動詞・・・「静かだ」「きれいだ」などの、ものごとの様子や状態を表す語。はたらきは形容詞ですが、後で説明する「活用」が動詞と似ているので「形容詞+動詞」で「形容動詞」です。

この動詞、形容詞、形容動詞の三つを合わせて「用言(ようげん)」と言います。ちなみに、名詞を「体言(たいげん)」と言います。

・活用・・・用言と助動詞の形を、その後に続く言葉に合わせて変えることです。あるいはその変わった形そのものを指すこともあります。例えば、

  • 走らないー走ら+ない
  • 走り始めるー走り+始める
  • 走る。―走る
  • 走る人ー走る+人
  • 走ればー走れ+ば
  • 走れ!-走れ

というように、「走る」という単語も、後ろにつながる言葉によって「はしら」「はしり」「はしる」「はしる」「はしれ」「はしれ」と形を変えます。これを「活用」と言います。詳細は後日書きますが、全部で活用の形は六つです。ただ、この六つの組み合わせ(「活用の種類」といいます)は動詞が9種類、形容詞と形容動詞が2種類ずつあります。

・助動詞・・・ほかの言葉(主に用言)にくっついて、意味を付け加えるための言葉。助動詞単体では使わないです。たとえば、

  • 走り「たい」―願望(~したい、~してほしい)の助動詞。
  • 走ら「せる」―使役(~させる)の助動詞。
  • 走っ「た」―完了(その動作が終わっていることをしめす)の助動詞。

なんかですね。他にもいっぱいあります。

・接続・・・助動詞(と助詞)が、どの活用の後につながるのか=その助動詞の前にある言葉はどの活用なのか、ということです。助動詞それぞれについて決まっています。

なぜこの順番なのか。

例えばなんですが。

  • 今日、一歩も外出でず。
  • 今日、買い物にだけ行きけり。
  • 今日、買い物に行かんとする、大雨で行けず。
  • 今日、大雨て、買い物に行けず。
  • 今日の雨はただの雨あらず。

五つの例文を出しました。古文と現在の日本語混ざっているので読みにくいですが、ご容赦を。

この五つの「に」、実は全部別物です。

現代語に訳すとき、ただ「に」のままほったらかしていいものもありますが、そうでないものも含まれています。

古文の文法の学習は、これを見分けるためにある、といっても過言ではありません。
この「に」以外にも、実は単語として全く別物、という語がたくさんあります。

「古文が読める」と言ううちの、「文法の理解」とは、それを見分けて、ある程度正確に意味を理解できるということです。それが出来ない限り、文の内容を正確に読み取ることはできません。

で、これを見分けるために必要なのが、「活用」の知識と「接続」の知識なんです。見分けたい語とその前後の言葉の「活用」と「接続」から、その見分けたい語が何なのかを探っていきます。結構パズル要素強いです。

そして、助動詞の活用は、ほとんどが動詞、形容詞、形容動詞の活用のどれかとほぼ同じ形をしています。なので、動詞、形容詞、形容動詞の活用を先に覚えたほうが楽なんです。

意味を覚えるのは同時進行でこつこつと、で構いません。どっちが先、というものではないです。意味だけ覚えても、見分けられないと訳せませんし、意味を覚えないと、助動詞の種類も覚えにくいですからね。

というわけで、しばらく古典の文法は

1 動詞、形容詞、形容動詞の活用(用言の活用)
2 助動詞の活用と意味
3 助動詞の接続と意味

の順に沿って書いていきます。

では、今夜はこの辺で。

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